Rover Mini Cooper ’96 ( 35th Anniversary ) を手放しました

Daichi Sakota
blog.daichisakota.com
3 min readMay 16, 2017

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最近 Mini について書いていませんでしたが、実は買い替えに向けて色々な検討を進めていたためでした。

買い替えの理由は大きくふたつあります。

まずひとつめ。
この車について書いた最初の記事にも書いたように、わが家における車の存在理由は「犬を運ぶため」です。
順序としては車の購入→犬の飼い始めという順番だったわけですが、当初の予定であった「小型犬一匹を飼う」という話だったはずがなぜか中型犬二匹がわが家に来てしまい、それでもなんとかこの車で運用していたわけですが、さすがに Mini では狭すぎるという結論を出さざるをえませんでした。

実は、犬関連ではまだいくつか問題があります。
うちで飼っている犬のうち「うみ」の方がやや神経質で、車に乗るたび緊張してよだれダラダラ、瞳孔は開きっぱなし、かなり気を使って運転していてもすぐに吐いてしまうというかわいそうな状態で、これほど車に弱い理由はやっぱりうるさくて揺れるからでは? という話になりました。
また、クーラーはしっかり効くものの後部座席に吹き出し口がなく、犬たちにとってはかなり暑い車でした。犬は汗をかくことができないため、車の中で熱中症になってしまうことが多いです。そのことを考えても、冬は犬を連れた運転を控えるほかありませんでした。
せめて今の水準程度の静かさ、揺れなさ、そして涼しさをもった車に乗り換えたいとは妻と何度も話していました。

ふたつめ。
まさかと思ったのですが、妻が運転免許を取りました。しかも AT 限定で。

妻は車の運転に興味もなく、免許を取ることは一生ないと思って生きていた人ではありますが、もろもろの事情でぽっかりと空いた時間ができたということで、ヒマにしていてもしょうがないし運転免許でも取ったら、とそそのかしてみたら割とさくっと教習を終わらせて取ってきました。

「MT には絶対に乗らない」と言い切っていたので、もし妻も家の車を運転したいと言い出したら家の車を AT にするほかありません。Mini を AT にするという選択肢もあったわけですが、上記のように別の理由もあるため、そういうことであればぼくが Mini を諦めることにするよと言いました。

うちの Mini は良い車でした。

2014 年に購入してから先週手放すまで、故障らしい故障はひとつもありませんでした。
初日は悪戦苦闘していたマニュアル操作にもすぐに慣れ、手足のように動かせるようになりました。免許取り立てのぼくにダブルクラッチやヒール・アンド・トゥを教えてくれました。
はじめての車がこの Mini で本当によかったと思っています。

手放すとしても納得できる手放し方をしたいと考えたため、ずっと Mini が欲しいと言っていた元同僚に譲ることにしました。
これからもきっと彼らのところで元気にやっていくことでしょう。

さて、新車が納車されるのももうじきです。
納車されたらまず、ずっと Mini のルームミラーにひっかけていたリトル・ツリーを新車のミラーにひっかけるところから始めたいと思います。

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