Mac を買った時に (iMac Pro 2017)

Daichi Sakota
blog.daichisakota.com
7 min readJan 4, 2019

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年末に買った iMac Pro が、なんと1月1日に届いた。配送業者さんありがとうございます。BTO で各項目のスペックを少しずつ上げたもので、当然これまでに買ったことがある Mac の中でもっとも高価なものとなった。

正直にいって、ぼくの仕事内容からするとこの Mac はオーバースペックだ。でも「どんな内容の仕事をしてもスペック不足を感じない」という環境でいちど仕事をしてみたかったので、2年ほど前から次に買う Mac はプロ・ユースの据置モデルにすると決めていた。

ところで、皆さんは新しい Mac を買った時にどういうアプリケーションをインストールしたり、設定を変更したりしますか。
もしかしたら、これまで使っていたメインマシンから移行アシスタントを使ってまるっと移す、という人が一番多いのかもしれない。あるいは Time Machine から移行するという人もいるかもしれない。
でもぼくは基本的にはそういうことをせず、ゼロから新しい環境を設定していくのが好きだ。自分の把握できないところですでに不要になったファイルまで移行されてしまうのが嫌だし、ちまちまいじっていくことで新しいマシンとすこしずつ仲良くなっていける気がする。

ずっと以前にもこういう記事を書いた気がするし、ポッドキャストでもしゃべった気がするけど、あれからだいぶ経っているので内容も変わったし、今回の設定内容をここに書いておきたい。もしかしたらなにかの参考にしていただくことができるかもしれない。

設定の変更

  • 初回起動時に言語設定を English にする。これはかなり昔(10年くらい?)に「 OS の設定を英語にすると動作スピードが段違いに速くなる」という時代があって、その時の名残り。はたして実際に効果はあったのかな?
  • 起動して Finder が表示されたら、 Dock にあるアイテムをすべて削除する。Dock の設定を開いて Show recent applications on Dock も切る。こうすることによって Dock には起動中のアプリケーションしか並ばなくなる。これでどうやってアプリケーションを起動しているのか……については後ほど。
  • テーマを Dark に変更し、デスクトップ背景を単色にする。今はカスタムカラーでクレヨンから Lead(ダークグレイ)を選んでいる。気が向いたら写真に切り替えたり、なにかのイラストにしている時もあるけど、だいたいは単色。
  • Mac に名前をつける。ネットワーク上で把握するため、自分のデバイスはすべて固有の名前をつけてる。このあたりはオタク的に個性を出したいと思うタイプで、以前はアポロ計画のロケットや着陸船、乗組員の名前を参照してつけていた。最近は直近で観た映画やアメリカン・コミックの登場人物から女性登場人物の名前をつけていて、今回は Gwen としました。
  • 言語設定で日本語を追加する。基本の言語設定が English でも問題ないけど、さすがに日本語が扱えないとつらい。
  • Finder の設定を変更する。拡張子を全部表示、警告系をすべて解除、検索対象を current folder に変更する。
  • ほか、こまごまとした設定の変更。Finder の表示設定もこまかくいじる。

真っ先にインストールするアプリケーション

  • Google Chrome 。メインブラウザはこれを使ってる。ダークテーマにあわせて Material Incognito Dark Theme というのも入れる(はやく公式に対応してくれないかな)。以前は表示確認用に Firefox を入れたりもしていたんだけど、最近はもう入れてない。
  • 1Password 。パスワード管理にはこれが必須。アカウント作成方式になってぐんと便利になった。
  • Alfred 。キーボードでアプリケーションやフォルダの名前を入力するだけで開くことができる、いわゆるランチャーです。これが Dock にアイテムをずらずら並べずに済む理由。
  • Dropbox 。ほとんどのファイルは Dropbox に置いているので、新しい Mac を買った際のファイルの引き継ぎ作業は昔と比べてとても楽になった。
  • かわせみ 2 。いわゆる IME というやつ。これはあまり使っている人が多くないかもしれない。ぼくもしばらく使用をやめていたんだけど、結局これに戻ってきてしまった。Mac を使い始めたころにお世話になっていた EGBRIDGE の遠い末裔。

基本のユーティリティ

  • AppCleaner 。アプリケーションを削除する時に設定ファイルなどを一緒に削除してくれる。
  • The Unarchiver 。ほぼどんな形式の圧縮ファイルでも解凍してくれる。

仕事に必要なアプリケーション

  • Sketch 。ワイヤーフレームもデザインカンプもほぼこれだけで作ります。
  • Zeplin 。 Sketch で制作したファイルをアップロードすると、各要素のカラーコードやサイズをすべて出してくれる。エンジニアさんはブラウザでそれを見ればいいだけ。スライスした画像もアセットとして保存してくれる。超便利。
  • Adobe CC 系。画像素材編集に Photoshop 、ロゴ作成に Illustrator を使う。XD のファイルはたま〜に扱うので、必要な時だけ入れる。iMac Pro はパワフルだし、最近久しぶりにカメラのレンズを買ったこともあって Lightroom も入れてみた。
  • Slack 。なるべく先方に channel を作ってもらい、仕事に関するやりとりは可能なかぎり Slack 一本にまとめるようにしてる。先方がまったく Slack を使っていなかったら(仕方なく)Facebook Messenger を使っていることが多い。
  • Atom 。エディタです。マークダウン形式のテキストファイルを編集する機会はけっこうあるし、今でもごくたまに HTML や CSS を書く時がある。 UI Theme は Isotope 、Syntax Theme は Spacegray Atom Dark を使ってる。プラグインパッケージもいくつか入れる。このあたりはまだあまり定まってない。
  • Transmit 。ほぼ自分のウェブサイトしかいじらないけど、FTP アプリケーションがないと困る。
  • Ulysses 。仕事の打ち合わせでメモをとる時とブログ執筆はこれ(今まさにこの記事を書いているのもこれ)。Medium 連携でそのままアップロードできるのが便利。ちなみに Wordpress 時代は MarsEdit を使ってた。
  • Zoom 。オンラインミーティングでけっこう使う。Appear.in の場合も多い。Skype はすっかり使わなくなったので入れてない。

個人的には必須だけど、参考になるかわからないアプリケーション

  • Flexiglass 。たとえば System Preferences ウィンドウが画面のど真ん中にないとものすごく気になる時ってありませんか? そういう時にキーコンビネーション一発で指定の場所に戻してくれる(以前は ShiftIt というアプリケーションを使っていた)。
  • MindNode 。文字を書きながら考え事をするタイプです。より自由なマインドマップが描きたい時は紙に手描き。
  • Spotify 。音楽はもう Spotify 以外では聴いてない。最近は RapCaviar プレイリストを延々聴いてます。
  • Blizzard Battle.net App と Hearthstone 。Mac でやる唯一のゲーム。League of Legends も入れちゃおうかな……と思ったけど Magic Mouse じゃプレイできなさそうだね。

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